投資をする際に大事なリスクとリターンの考え方

投資の基礎

こんにちは。今回は、投資におけるリスクとリターンとは何かということを解説していきます。
投資をした経験がない方にとってリスクとリターンという言葉は、ざっくりと「見返りとそれをもらうための危険性」くらいのイメージかと思います。
しかし、投資におけるリスクとリターンという言葉は定義が明確にされています。

ぜひ、正しい言葉の意味を覚えて今後の投資に活かしてください。

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リスクとリターン

リターン:投資によって得られる成果

リスク:リターンの振れ幅

以上が投資におけるリスクとリターンの言葉の定義です。もう少し細かく解説していきます。

リターンとは、「投資を行うことで得られる成果」のことですが、これは必ずしも資産が増えることをリターンというわけではありません。
投資で儲かればプラスのリターンであるといい、損をすればマイナスのリターンであるといいます。
リターンについては、おそらく感覚的に理解が容易かと思います

一方でリスクの意味は感覚的な理解と少しずれているかもしれません。
リスクという言葉は、しばしば「危険性」、「避けるべきこと」というような意味でつかわれることがあると思いますが、投資におけるリスクの意味はリターンの振れ幅です。
必ずしもマイナスのイメージのことをリスクと呼ぶわけではないことを注意してください。

以下にリスクとリターンのイメージ図を示します。

リスクとリターンのイメージ図
※画像はTenderが作成

リスクとリターンは表裏一体の関係であるといえます。
大きく儲けようと思ったらリスクが大きい投資先に投資しなければなりませんし、一般的にそういった商品は大きく損をする可能性もあります。

実際に金融商品にお金を投じる前に、リスク(どのくらい値動きがあるのか)とリターン(どのくらい儲けられるのか)を最低限吟味する必要があります。

許容できるリスクを決める

リスクとリターンの意味は理解できましたが、「じゃあ、どのくらいリスクをとって投資するのが一番いいのか?」「みんなどのくらいリスクをとって資産運用しているの?」ということが気になると思います。

結論から言うと、それは人それぞれです!

なぜならば、人それぞれリスク許容度が異なるためです。
ただ、一般的には、自身の持っている余剰資金と自身の属性から決めることができます。

  • 20代・会社員・独身
  • 50代・自営業・妻子持ち

この二つの属性を比べた時、前者はある程度リスクをとって資産運用をしてもよく、後者はあまり大きいリスクを取るべきではないです。

なぜならば、収入でみたときに会社員は安定した給料収入を得ることができるのに対し、自営業は安定した収入を得られないからです。
また、20代独身であれば投資で失敗しても立て直すことができる可能性が高いですが、50代妻子持ちは投資で失敗すると家族まで巻き込んで経済的に困窮する可能性があるからです。

ただ、最終的にはリスク許容度は個人の感覚・性格によって決めるべきです。
20代独身でも「自分の現金が1円でも減るのが嫌だ」という人は銀行の定期預金に預けるなどして、投資はするべきではないです。そのほうが精神衛生上よいからです。

是非、自分のリスク許容度について一度改めて考えてみてください。

以上です。